今回は國學院大学の全日本大学駅伝の振り返りを行っていきたいと思います。出雲に続き駒澤に次ぐ総合2位に入った國學院。1区で18位と出遅れたにもかかわらず最終的に大学史上最高の2位にまで上げてゴールしたのは力がある証拠です。箱根でも上位進出が期待されます。結果は以下の通りです。

1区 島崎慎愛(4) 区間18位

2区 山本歩夢(2) 区間7位

3区 中西大翔(4) 区間6位

4区 藤本竜(4) 区間4位

5区 青木瑠郁(1) 区間賞

6区 坂本健悟(4) 区間6位

7区 平林清澄(2) 区間4位

8区 伊地知賢造(3) 区間2位

 1区は4年の島崎。今回で4年連続の1区となり、過去2年は区間5位以内の好走を見せていた選手です。しかし今回は区間18位と苦しい走りになってしまいました。箱根でのリベンジに期待したいです。2区は2年の山本。1区の出遅れを取り返す10人抜きの走りでチームを7位まで押し上げました。3区はキャプテンの中西大。前がなかなか見えない苦しい位置で襷を受け取るも順位を1つ押し上げました。4区は4年の藤本。出雲に続き全日本でも区間4位の好走で箱根出場にまた1歩前進しました。5区は1年の青木。出雲で1区を任された期待のルーキーが全日本で本領発揮。区間記録に3秒と迫る区間賞の走りでチームを2位にまで押し上げました。箱根での活躍も期待されます。6区は4年の坂本。2年連続の6区で区間6位と堅実な走りを見せました。7区は2年の平林。前回と同じ7区で田澤、近藤に次ぐ日本人で3人目の50分台の走りを見せました。来年、再来年とどんな走りを見せてくれるのか非常に楽しみです。8区は3年の伊地知。前回同じ8区で区間賞、出雲でもアンカーを走った伊地知が、区間賞こそ3秒差で逃したものの1分近い差があった青学を逆転し再び総合2位に順位を押し上げました。

MVP:山本歩夢

 MVPは2区を走った山本。2区で山本が1区の出遅れを取り返して、流れを作ったからこその総合2位だと思います!