今回は早稲田大学の全日本大学駅伝の振り返りを行っていきたいと思います。箱根予選ではアクシデントもありながら4位で着実に通過、今回の全日本も一時2位にあがる場面もあり最終的に6位で4年連続でシード権を獲得しました。結果は以下の通りです。

1区 間瀬田純平(1) 区間11位

2区 井川龍人(4) 区間6位

3区 石塚陽士(2) 区間3位

4区 山口智規(1) 区間3位

5区 小指卓也(4) 区間11位

6区 菖蒲敦司(3) 区間15位

7区 伊藤大志(2) 区間5位

8区 佐藤航希(3) 区間5位

 1区は1年の間瀬田。区間11位ながら前と秒差でエースの井川に襷をつなぎました。2区はその井川。箱根予選の疲労が残っていたということでしたが区間6位でしっかりまとめてきました。3区は2年の石塚。準エース区間の3区で東海の石原、青学の佐藤に次ぐ区間3位の快走。次期エース候補の力をしっかり見せてくれました。4区は1年の山口。箱根予選では終盤に過呼吸になり苦戦しましたが、全日本ではスーパールーキーとしての力をしっかりと示してくれました。実力者である順天堂の石井を後半で突き放す走りは見事でした。5区は4年の小指。2年の箱根以来約2年ぶりに駅伝に復帰しました。途中腹痛で止まりそうになりながらも区間11位にまとめきりました。6区は3年の菖蒲。ここは区間15位と苦しい走り、順位も3位→8位に下げてしまいました。しかし今回の早稲田はここからが強かったですね。7区で成長株の2年生伊藤が区間5位、箱根予選で快走を見せた佐藤も区間5位で順位を6位にまで上げてフィニッシュしました。

MVP:伊藤大志

 MVPはエース区間の7区を走った伊藤。6区からシード権ギリギリの8位で襷を受ける苦しい展開の中、逆に東洋の梅崎を捉え順位を1つ上げる走りを見せました。気象条件が良かったとはいえタイムも51分前半と素晴らしいものでした。